Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
ヒト腸内にはおよそ40兆個にも及ぶ腸内細菌が生息しており、これら腸内細菌はヒト健康にとって重要な役割を果たす。宿主腸管における物理的バリアのひとつであるムチン層は、腸内細菌の定着の足場となることが知られている。一方、一部腸内細菌はムチンを分解・代謝することから、腸内細菌による分解が宿主健康に何らかの影響を与える可能性が示唆される。本研究は、ムチン分解を介した腸内細菌-宿主健康について検討し、ムチンを基軸とした新たな共生関係を解明することを目的とする。
