Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
アミノ酸欠乏のセンサーであるGeneral control nonderepressible 2 (GCN2) は、腸炎に対 して防御効果があることが報告されているが、そのメカニズムは不明な点が多い。我々は GCN2が腸炎を改善させるメカニズムとして、腸粘膜治癒にGCN2シグナルが必須であることを明らかにした。しかし、なぜ粘膜治癒時にGCN2が活性化され創傷治癒を促進するのか、その詳細について は未だ不明である。そこで本研究は、腸粘膜回復期にGCN2シグナルが活性化する機序を解明し、腸粘膜治癒を促進する炎症性腸疾患の新しい食事療法の確立を目指す。