Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
糖尿病患者においては血流障害や糖尿病性末梢神経障害により,様々な足病状が生じやすく,患者の健康寿命に大きくかかわっている.フットケアには患者自身による足の観察が勧められるほか,医療従事者による定期的な足の診察が望まれる.しかし,臨床現場では,時間的な制約から患者の足の診察を十分に行えない場合が多い.軽量および汎用性の高い病変検知AIモデルを提案することにより,医師が足を実際に診察すべき患者を効率的に抽出することが可能となり,より早期に確実に足病変を診断し,介入を行うことにより,糖尿病足病変の重症化予防に役立つことが期待される