Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
申請者は、銅イオンをクラミドモナスに曝露させることで、銅イオンに対する耐性を獲得して機能回復する現象を見出した。しかし、見出した新規現象が実際に起こって生態系に影響しているかを明らかにする必要があるものの、メカニズム自体がBlack Boxである。そこで本研究では、遺伝子発現解析/銅動態解析/調査モニタリングを基盤に、新規現象が起こるメカニズムと生態系に与える影響を解明する。本研究の成果は、生物の重金属ストレス応答機構の理解に加え、自然環境に対する銅曝露の毒性評価の深化に貢献すると期待される。