Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
自動車産業では低炭素化にむけて内燃機関自動車から次世代自動車への転換が加速しているものの,資源使用量はむしろ増加する可能性が示唆されている.本研究では動的マテリアルフロー分析とライフサイクル分析を用いながら関与物質総量を指標として,カーボンニュートラルの実現目標となっている2050年までにおける全世界自動車業界の資源使用量を推定し,各種資源循環戦略が全世界の資源使用量の削減に対して2050年までにどの程度貢献するかを評価する.本研究により資源負荷低減に向けた目標値が明示されることで,各種ステークホルダーに対し,地球温暖化だけでなく資源の管理・循環に関する指針作りへ寄与できると考えられる.