Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
ひだやシワは、人間の特徴として認識できるため、形成外科、美容開発、さらには人 間のアイデンティティを可能な限り再現することを目的としたヒューマノイドの開発といった分野で、多くの研究が注目されている。これまでの培養皮膚モデルは、培養皮膚に伸展刺激を与えることが主に実現可能であり、屈曲運動による表皮のシワを形成させる培養系は実現されていない。その理由は、形成した皮膚を可動部に固定することが難しく、可動部の大きな角度の屈曲運動が培養皮膚に伝わらないためである。本研究は皮膚の屈曲培養システムを提案する。この屈曲培養システムの確立は、シワ形成のメカニズム解明、化粧品開発や移植治療への応用につながる。