Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
日本の医療被ばくは世界ワースト1位であり,医療被ばくの高精度測定がホットトピックとなっている.申請者は,患者の意思で医療被ばくを測定する『実測手法』の開拓を目指している.本手法によって,患者が自分自身の被ばく量を認識でき,医療被ばくを自衛するという管理体制が切り拓ける.被ばく量が最も多いCT検査では,螺旋スキャンで撮影を行うため,X線の入射位置によって測定結果が大きく変動してしまう.そこで,本研究ではCT画像を用いてX線の入射方向を解析するという独自のアイデアを提案する.ファントム実験及び臨床研究を経て,本アルゴリズムの妥当性を実証する.