| Project/Area Number |
24K21185
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
Medium-sized Section 8:Sociology and related fields
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| Research Institution | Saga University of Arts |
Principal Investigator |
上田 香 嵯峨美術大学, 芸術学部, 准教授 (50510583)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金箱 淳一 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 准教授 (20586185)
藤木 庸介 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (70314557)
岩崎 陽子 嵯峨美術短期大学, その他部局等, 准教授 (70424992)
江村 耕市 嵯峨美術大学, 芸術学部, 教授 (70440906)
蛭田 直 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 准教授 (80548230)
榎本 雅穗 京都女子大学, 家政学部, 教授 (90442235)
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| Project Period (FY) |
2024-06-28 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥25,480,000 (Direct Cost: ¥19,600,000、Indirect Cost: ¥5,880,000)
Fiscal Year 2027: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2026: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥7,800,000 (Direct Cost: ¥6,000,000、Indirect Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2024: ¥8,060,000 (Direct Cost: ¥6,200,000、Indirect Cost: ¥1,860,000)
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| Keywords | 伝統染織産業 / 五感 / デジタルファブリケーション / 西陣織 / ジェネレーティブデザイン / 西陣 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は西陣織に無縁、疎遠であった研究者を集結させ、西陣地域に革新をもたらし、研究者のみならず産業の多様な繋がりを生み出す研究である。 テキスタイルは、身に纏い、身体に影響を与えることから、五感(視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚)を集結の糸口とした。先ず、①西陣織・地域の歴史と現状、伝統産業資産、②デジタルファブリケーションの現状、③五感に関する相互理解などを、テーマとしたセミナー、ワークショップを開催し、異分野の研究者による流動性のあるチームを編成する。 チームごとに、臭いを感知する織物、鳴る織物などの技術融合によるテーマ設定し、新しい西陣織の研究・開発を行う。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「五感×デジタルファブリケーション」という新たな視点から、京都・西陣の伝統繊維産業に革新をもたらすことを目的とした挑戦的研究である。西陣織は高度な技術と美意識を有しながらも、着物市場の縮小や分業制の硬直化により、現代社会における価値の再定義が求められている。一方で、日本式ジャカード織機のデジタル化が進みつつあり、伝統技術と先端技術を接続する土壌が整いつつある。 本研究では、五感(視覚・触覚・嗅覚・聴覚・味覚)を出発点として、従来西陣織に関わる機会の少なかった異分野の研究者や専門家を集結させ、五感ごとの流動的なチームを編成する。各チームは、素材や技術に関するセミナーやフィールドワーク、試作開発を通じて、新しい織物表現を探るとともに、感性価値を高めたプロトタイプの制作を行う。たとえば、音を奏でるe-テキスタイル、香りを織り込んだ布、建築空間と連動するテキスタイルなどが想定されており、西陣織の用途をパフォーミングアーツやインテリア、医療福祉などの分野にも拡張する。 さらに、HoudiniやCLO3Dなどのデジタルファブリケーション技術を活用することで、織機による物理的な製織を経ずに織物のシミュレーションと可視化が可能となり、開発の初期段階での迅速な検証と共有が可能となる。この技術的環境整備は、異分野連携と国際共同研究の促進にも寄与する。 伝統技術を未来志向で再定義し、産業、教育、国際連携に波及する多層的な効果を生み出すことが本研究の核心である
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
第一に、「西陣織×五感」に関する相互理解を深めるため、西陣地域および丹後地域の製織現場にの見学をおこない、五感領域(香り・音・触感など)の研究者が西陣織の歴史的・技術的文脈を理解する機会を提供した。これにより、異分野研究者によるテーマ設定が開始され、視覚・触覚・嗅覚・聴覚の各分野における小規模試作と技術的検討が進んでいるが、まだ実制作には至っていない。 第二に、デジタルファブリケーション環境の整備と基礎的検証を実施した。具体的には、Houdiniを用いた物理演算による織物の挙動シミュレーション、およびCLO3Dによる衣装化プロセスの可視化を行い、従来の製織を経ずに試作品を構想・検討するフローの構築を開始した。さらに、視覚・触覚・音響に対応した織組織のデータ化が進みつつあり、次年度以降の国際展開と連動したプロトタイプ制作の基盤を構築している。 第三に、日本式ジャカード織機のデジタル制御環境の改善にも着手した。従来のパンチカードデータから変換した織組織データを、デジタル制御環境で応用する試みを開始しており、産業と学術の連携による革新的な織物の制作基盤が形成されつつある。 以上の進捗は、申請時に掲げた「伝統産業資産と先端技術の融合による西陣地域の革新」という目的の第一段階を着実に前進させている。セミナー・ワークショップで得られた知見とデジタルファブリケーションの成果を統合し、視覚・触覚・音・香りを纏う新たな西陣織のプロトタイプを国際的に発信していく予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後は、初年度に得られた成果をもとに、五感ごとのチームが設定したテーマを発展させ、試作と技術検証を本格的に進める。特に、音や香り、触感に関する織物の表現開発を深め、スマート素材や制御技術との融合による新たな西陣織の可能性を探る。具体的には、試作段階であった、織物を完成させり。 また、デジタルファブリケーション環境の活用により、織機を用いない可視化と設計支援を行い、制作効率と多様性を向上させる。 国内外の研究者・機業との連携を強化し、ワークショップや展示を通じて成果の社会実装と国際発信を進める。地域産業との協働によって製品化や用途展開を視野に入れ、次世代を担う人材との共創を通じて、伝統技術と先端技術をつなぐ新たな文化・産業基盤の構築を目指す。
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