| Project/Area Number |
24K21355
|
| Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
|
| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
Medium-sized Section 1:Philosophy, art, and related fields
|
| Research Institution | Tokyo National Museum |
Principal Investigator |
松嶋 雅人 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸企画部, 部長 (10321548)
|
| Project Period (FY) |
2024-06-28 – 2027-03-31
|
| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
| Budget Amount *help |
¥6,110,000 (Direct Cost: ¥4,700,000、Indirect Cost: ¥1,410,000)
Fiscal Year 2026: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
|
| Keywords | 高精細複製絵画 / 展示デザイン / 照明環境 / DX技術 / 日本絵画史 / 展示照明 |
| Outline of Research at the Start |
本研究は日本絵画への照明を大きな指標と捉え<現代の光>がどのような状況にあるのかを把握し、絵画が制作された当時の受容環境を想定した上で先進的機器によって復元された<歴史的な光>や、かつての<燈火光>を高精細複製絵画に照らすことで様々な照明状況を把握して、文化財の展示、公開手法の枠組みの革新を目論見る。 まず①主に屏風絵を中心とした展示環境の事例を調査して、②屏風絵が当初設置された場を、歴史的史料等の事例から想定し、先進的照明機器により、歴史的受容環境を復元し③高精細複製絵画に各種照明実験を実施し分析する。④それらデータ資料をDX技術により、革新的な文化財の公開戦略を構築、提示する。
|
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は第一段階として、国内外の展示施設における日本絵画の展示環境を先進的照明方法がとれれる事例調査を行いつつ、あわせてDX技術を用いた公開戦略がいかになされているかという実態を調査することを予定した。とくに公開施設における展示室のケース内展示ではなく、文化財、あるいはそれらに準じたものが露出展示されている事例を可能な限り調査した。その事例研究にあわせて、照明に関わる絵画に対する歴史的考察の方法、照明機器の保存科学的な問題点も検討しつつ、それらを踏まえたDX技術を応用した公開戦略のフレームワークを事例を浮き彫りにしようと考えた。このような研究方針のもと、本年度は下記の研究成果を得た。 ・高精細複製絵画に対して、東京国立博物館本館特別3室において、国宝 花下遊楽図屏風(高精細複製品)国宝 唐獅子図屏風(高精細複製品)焔(高精細複製品)などに対して先進的照明展示を行って、その効果を検証した。 ・国内の展示施設を調査し、照明環境の比較材料となる次の機関において、資料の収集を行った。 ・公開戦略の具体的な方法論の検討のため、民生品電子機器(VRグラス等)によって文化財のCG表現の効果を検証した。 ・文化財のDX技術を用いた公開事例として、本研究の成果を活かしてNHKと東京国立博物館との共同研究「8K文化財プロジェクト」の一環として、「イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~」(東京国立博物館本館特別5室)を2025年3月25日より実施している。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究課題では、国内外の展示施設における露出展示を行っている美術館等の照明環境の調査、視察を重要視しているが、国内のエンターテインメント施設も含めた先進的照明技術を用いた事例調査を行うことができた。しかし本年度に予定していた海外の日本美術を展示する展示施設の視察を行うことができなかった。次年度以降は海外における先進的展示技術やDX技術を用いて公開する施設などの調査を行いたい。
|
| Strategy for Future Research Activity |
国内外の展示施設における露出展示を行っている美術館等の照明環境の調査、視察を重要視しているが、本研究課題を検討する中で、大きく参照となる国内のエンターテインメント施設も含めた先進的照明技術を用いた事例調査をさらに行いたい。 DX技術を用いた効果的な公開戦略の構築のために、具体的な機器策定に関しては、現状では多様な機器が多数存在しており、その方法論について検討は端緒についたばかりであり、今後も広く機器検証を行っていく予定である。
|