Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
政治分野に女性の過小代表性が問題視され始めて久しいが、近年女性が半数又はマジョリティを構成する地方議会(ジェンダーパリティ議会)が複数現れたのはこれまで経験したことのない新しい現象である。ジェンダーパリティ議会についてはクオータのような制度的な取り組みやフランスの実践が注目を集めてきたが、女性がマジョリティとなった議会にもたらされた変化、すなわち数の均等がもたらす質的な変化についていまだに研究が乏しい。本研究は日韓におけるジェンダーパリティ地方議会の質的分析を行い、今後増えていくだろうこれらの議会に対する学術的な知見を生み出す。