Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
ジェンダーバイアスや集団間差別の背後にある潜在的社会認知バイアスは潜在連想テスト(IAT)によりその存在が確認されているが、IATや言語コーパス解析を用いた研究によりその生起因の検討が始まっている。アメリカと日本の2つの社会に焦点を当て、IATとコーパス解析を有機的に展開することにより、潜在的社会認知バイアスの生起因を解明し、社会課題解決に貢献できる基礎研究の基盤を確立する。本研究は、潜在的社会認知バイアスの生起因に迫る新たな段階の研究であるとともに、文化比較研究としても最近の潮流である世界全体の大規模データ収集を補完し、仮説検証的アプローチを実現する新たな方法論を提示するものである。