Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究では、マグノン測定の最適な手法である電子スピン共鳴の手法を根本的に変革し、50テスラの強磁場下でマグノンエネルギーを1.25 THz以上チューニング可能で、非相反性・偏光・テンソル応答・異方性など、マグノンの高次の特異応答を高感度で計測可能なコンパクト多軸THz-ESRを開発し、マグノン研究に飛躍をもたらすことを目指す。1年目は主に、装置の開発を進め、伝送路を用いずに自由空間伝播させることで、高精度な偏光測定やコヒーレンス測定を実現する。2年目は、完成した装置を用いて、光学マグノン-音響マグノン結合、マグノンーフォノン結合によるハイブリッド量子系やCQED系を研究を推進する。