Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
ホモキラリティの起源を探ることを最終目的に、微小・微量有機物試料についてそのキラリティを分析する方法を開発する。現在存在する分析方法では探査機に搭載することは困難である。本研究では顕微光活性ラマン分光法装置を開発して、その有効性を評価する。ラマン分光法装置自体は探査機に搭載され始めている。光活性ラマン分光法自体は新しい方法ではないが、地球惑星物質についてはこれまで全く活用されて来なかった。そのために実際にどれほど可能なのか不明なところが多いが、まず装置自体を自作して、微小・微量有機物試料にどれだけ適用できるのかを明らかにする。そして隕石などに適用して総合的評価を行う。