Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
半導体デバイスでは3次元高集積化が進み,数万以上ある構成要素での発熱とデバイス内での伝熱は確率連結型の分布と経路を示す.このようなデバイスの伝熱・温度の空間的な分布特性を表す数理モデルとして,ネットワーク科学におけるコミュニティ理論と伝達性を応用したモデルを開発し,高度化・複雑化する熱機器の熱設計に実装することに挑む.モデルの妥当性と有効性を検証するため,確率連結型ネットワーク構造を有するナノワイヤ(NW)群を製作し,サーモリフレクタンスイメージング法と数値解析を用いてNW群の伝熱・電流分布を測定する.そしてコミュニティ理論に基づく開発モデルを測定結果に適用して諸特性の考察とモデル評価を行う.