Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
生体由来物質を用いたゲルの分解性と自己修復性という相反する特性を制御して、本研究では生物のように傷を回復し、最後には死をむかえる自己修復ソフトアクチュエータを実現する。2つ以上の分子が相互作用して新たな機能が創発する材料を超分子と呼ぶが、生体由来のポリマーと電解質間の化学結合を利用して自己修復する超分子イオンゲルをアクチュエータに応用する。使用時には自己修復性による高い耐久性をもち、使用後に環境中や生体内で分解吸収されるデバイスの実現が期待できる。生分解性と自己修復性をもつソフトロボットやウェラブルデバイスを作製し、電気・機械システムの新たな領域を拓く技術の確立とその応用を実現する。