Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
CMOSガスセンサでは,従来は電位という尺度でのみ検出してきたが,ガスセンサ感応膜では電位だけではなく,誘電率や導電率など,様々な物性値が変化する。そこで本研究では,複数の物性値を一括計測するCMOSマルチパラメータセンサを開発する。電位情報だけでは計測できなかったガスや「におい」も,誘電率や導電率などの変化として捉えられる可能性がある。複数パラメータで多角的に捉えることで,複数のガスや「におい」の計測を1チップで実現するセンシング技術となる。本研究では,さらにデータ解析に計測インフォマティクス(機械学習)を組み込むことで,埋もれやすい情報も網羅的に捉えて「におい情報のデジタル化」を実現する。