Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
がん発生早期から現れて転移の原因になる血中循環がん細胞(Circulating Tumor Cells:CTC)は、がん超早期発見や病理・予後診断など、がん研究や診断治療の鍵となる。本研究では、がん種や病態に依存したCTC発生機序解明と、CTC検査と同時にがん治療が進行する新発想“CTCセラノスティクス”を具現化する技術基盤創成を目的とする。CTCを体内で捕捉し、病巣でがん細胞を除去する細菌複合磁性ナノ粒子『磁性膜小胞』と、磁性膜小胞由来の微少磁化検出システムを構築する。体循環する単位CTCを細胞種特異的に捕捉し、原発巣治療と転移防止が自然に進行する、リアルタイムがん超早期診断治療を実現する。