Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
有機フッ素化合物は、環境中での残留性が高く、発ガン性が疑われるにも関わらず、オゾン等の現行の浄水処理のみならず、促進酸化処理等の次世代型処理でも除去が困難であるため、水源が汚染された浄水処理場では対応に苦慮している。本研究は、(1) 真空紫外線と窒素マイクロバブルを組み合わせた促進「還元」処理による有機フッ素化合物の分解除去法を創造すること、 (2) 室内実験により浄水処理で除去されやすい有機フッ素化合物がもつ物性を調べ、新規有機フッ素化合物の開発時に「浄水処理性」を勘案すべきであると提案すること、の2つに挑戦し、これらを通じ、飲料水由来の有機フッ素化合物の摂取を削減しようとするものである。