Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
硫黄ポリマーは炭素ポリマーにはない機能を有し、且つ年間700万トン以上廃棄されている硫黄から合成できるため、次世代のポリマー材料、そしてカーボンニュートラルの両面から注目を集めている。ポリマーの一般的な作製方法としては、連鎖重合と逐次重合が知られているが、硫黄ポリマーは逐次重合法の報告例はほとんどない。炭素ポリマーのような学術と産業の両面で素晴らしい発展を遂げるためには硫黄ポリマーの学理、特に逐次重合の学理構築が必要であると考えた。本研究では、逐次重合による硫黄ポリマー合成法を確立、体系化し、硫黄ポリマーにおいて逐次重合法の学理を構築することを目的とする。