Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究では、目的の機能を有する生体触媒 (酵素) を選抜するための新しい分子探索システムを創出する。バイオ分析技術の高度化と遺伝子改変技術の深化により、細胞そのものを利用した物質生産や高度分析が実現しているが、細胞の生育に影響を及ぼす因子が含まれる場合には適用が困難となる。本研究では、Water-in-Oilエマルションにより形成される油中の微小水滴を反応場と見なし、その相変化に着目することで、遺伝子型 (塩基配列情報) と表現型 (タンパク質の性能) を、簡便かつ効率よく一致させるための新たなプロセスを構築し、生細胞を必要としない新規生体触媒選抜系を構築する。