Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
ハライドペロブスカイトは次世代の太陽電池材料や発光材料として注目されている。本研究では、水素生成光触媒への応用を目指し、水溶液中におけるハライドペロブスカイトの発光・構造変化を単一粒子レベルで分光観測する。特に、動的平衡状態を速度論的・熱力学的に理解し、活用することで、水溶液中で物理的に損傷した結晶が自発的に高い結晶性で再生する、自己再生能力を有する光触媒を開発する。それにより、従来の均一系・不均一系光触媒とは異なる第三の動的平衡系光触媒の創出につなげる。また、動的平衡に基づく異種材料界面・組成制御により,高効率な自己再生型光触媒システムを構築する。