Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
天然物の骨格を自在に多様化・迅速合成する分子技術と iPS 細胞によるヒト肝星細胞作製技術を融合したアプローチで臓器線維化のケミカルバイオロジーを開拓する。臓器の線維化を担う星細胞の活性化/脱活性化プロセスを天然物類似化合物群の投与により制御する。申請者らは、静止期星細胞の活性化を強力に阻害し、肝機能の改善を促進するシード化合物として、アザーアルテミシニンを独自に見出した。本研究では、アザーアルテミシニンの作用機序を解明し、星細胞に着眼した臓器線維化のケミカルバイオロジー研究を展開する。更に、活性化星細胞を脱活性化して線維の産生を止め、臓器の正常化を促進する天然物類似中分子群を探索する。