Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究では、生体情報を反映する代謝物である低分子ペプチドを網羅的に可視化することでペプチドの配列・局在を統合的に捉える「ペプチドームアトラス」を提案し、腸炎症に起因する内因性ペプチドを完全同定し、脳腸相関を担う因子の解明を目的とする。当該ペプチドの網羅的な解析には、申請者らが新たに設定したクマリンTagを用いた新たなペプチドシーケンス法を活用する。本研究は、これまで全く明らかにされることの無かった低分子ペプチドームアトラスを解明し、生体調節に係る因子の網羅的同定と疾病メカニズムの究明、さらには、疾病診断技術への展開を目指す極めて挑戦的なものである。