Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
藻類を利用したバイオ燃料生産における最大のボトルネックは、脂質抽出の前処理として回収した細胞を乾燥させる必要がある点である。さらに、ユーグレナの場合、抽出したワックスエステルからバイオケロシンを生産するためには、触媒等を用いた還元反応によってアルコールとアルデヒドに分解、それらをさらに還元もしくは脱炭酸する必要がある。こうした工程が生産コスト高に繋がり、実用化を阻む要因となっている。本提案では、細胞の回収や乾燥、ケロシン調整工程を大幅に省略し、培地中に排出されたアルカンを回収して簡単な精製を行うだけでバイオケロシンの生産を可能にする技術の確立を目指している。