Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
ストレスは免疫系と深く関わっており、免疫力を低下させて様々な病気の原因となる。そのためストレスを回避する能力を免疫力の一つと考えることができる。応募者はこれまでの研究成果を踏まえ、「脳内免疫機構が行動制御を通じて免疫を達成するのではないか?」という学術的問いを持った。本課題では脳内の免疫細胞として働くミクログリアが産後雌の能動的ストレス対処行動を亢進する(ストレスを積極的に回避する能力を高める)メカニズムを明らかにし、この問いに対する答えを導き出す。脳内免疫機構が行動を制御するという免疫系の新しい機能を提唱する点に挑戦的研究としての意義がある。