Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究では、研究ベクトルを180度転換し、種を超えた比較生物学的な視点から"アレルギーを引き起こさない仕組みの解明”を目指す。ヒトはADとBAを併発するが、犬はAD、猫はBAのみを発症し、併発しない。つまり、犬においてはBA、猫においてはADの発症を抑制する未知の機構が存在していると考えた。病態の本質であるアレルゲン暴露はヒト-犬-猫で共通していることから、暴露直後の免疫反応を誘導するTSLPの転写制御機構に着目し、犬と猫に備わる“アレルギーを引き起こさない仕組み”を解明する 。本研究の成果を将来的に医学-獣医学で共有することでアレルギーの根治に挑む。