Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
クシクラゲはすべての動物の中でももっとも根源的な系統に位置し、神経系の起源という観点から、近年大きな注目を集めているが、神経細胞の生理学的解析はほとんど進んでいない。本研究では、クシクラゲの1種であるカブトクラゲを用い、CRISPR-Cas9によるノックイン法を確立する。そして、神経細胞特異的にGFPを発現する系統を樹立し、電気生理学的解析によりクシクラゲ神経細胞の電気特性を明らかにする。また、神経細胞特異的にGCaMPを発現する系統を樹立し、神経回路の動作様式をカルシウムイメージングにより明らかにする。