Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
申請者らはマウスの体温が1℃上昇すると致死的なインフルエンザウイルスやSARS-CoV-2感染に対して高い抵抗力を獲得することを見出した(Nat Commun. 2023)。この研究から、たった1℃の体温の違いがウイルスに対する生体防御能に極めて重要であることに気が付いた。本研究では、1℃の差がインフルエンザウイルスやSARS-CoV-2の増殖に与える影響をそのメカニズムについて培養細胞のレベルで解析することを目標としている。申請者らは1℃の体温の差は、ウイルス感染症のみならずさまざまな疾患にも影響していると確信しており、本研究成果はさまざまな疾患に対する研究分野に波及するものと期待できる。