Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究では、ヒトに対して様々な感染症状を引き起こすA群レンサ球菌の感染細胞において、感染に対して誘導される「ストレス顆粒の形成」が酸化ストレス応答の活性化そのものを制御する新規のストレス応答経路を第3の活性化経路として提案し、その機能と分子メカニズムを明らかとすることを目的とする。本研究は、これまで全く報告がなかった「ストレス顆粒形成」の細菌感染に対する免疫機能の解明に挑戦する課題であるとともに、酸化ストレス応答における新しい第3の活性化経路を提案する。研究成果は、ストレス応答ネットワークの解明につながるだけでなく、新規感染症治療法のターゲットとしても期待できる。