Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
新型コロナウイルス感染症では、後遺症として神経障害が長期に亘って続くことが知られている。しかし、SARS-CoV-2の中枢神経系細胞への感染機構や感染応答については十分には理解されていない。申請者らはこれまでに、呼吸器上皮と中枢神経系細胞から構成されるオルガノイドを開発し、SARS-CoV-2が中枢神経系細胞で持続感染することを見出した。そこで本研究では、本オルガノイドを用いて、SARS-CoV-2の中枢神経系細胞への感染機構と持続感染の成立機構、さらには神経細胞における宿主応答を明らかにすることを目指す。