Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
熱帯熱マラリア原虫はヒトに対し、最も高い病原性を示し、発熱・脾腫・重篤な昏睡により年間数十万人の死者を出す。原虫は宿主赤血球に感染した際、感染赤血球表面へRIFINを輸送・発現し、これを介して宿主免疫細胞の機能を抑制する。本研究では全RIFIN遺伝子を人工的に発現するライブラリーを構築後、免疫抑制レセプターとの相互作用を指標にスクリーニングを行い、すべてのRIFINについて標的レセプターを同定することを目的とする。これにより原虫による免疫回避機構の全容解明の手がかりを得る。