Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
がんの予後に大きな影響を与える要因のひとつは、治療抵抗性や転移・再発につながるがん進展・悪性化の有無である。従って、がんの進行を制御する機構を理解し、それを阻害する治療法を開発することは予後改善に大きく貢献する可能性がある。核小体の数や形の変化は、様々な腫瘍の病理診断においても経験的によく知られているが、がん悪性化と関連しているのかまたその機能的意義については未解明のままである。本研究では、核小体の構造変化を自動検出できる新しいAI利用型画像解析法を確立し、これを利用した核小体制御因子の同定を通じて、がん悪性化の新たな分子機構の解明を目指す。