Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究では、ヒトに近い脳回路基盤を有するマカクサルの追跡行動における戦略性を定量化し(目的1)、さらに課題遂行中のマカクサルの多領野多細胞活動を同時記録し、神経計算論的デコーディング解析(脳機能の計算論的理解に基づき、心の状態を脳神経信号から解読する技術)を用いてサルの追跡軌跡をリアルタイムに予測推定する(目的2)。多次元情報を時空間的に統合する脳神経回路動態の解明から、心身戦略拡張や機能回復など、医工産学応用への発展が期待できる。また、動物の最適戦略を学習・拡張する人工脳(デジタル脳)を構築する革新的技術を見出すことが将来展望である。