Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
ラクダ科動物には軽鎖を持たない特殊な抗体(重鎖抗体)があり、その可変領域(VHH)は単一ドメインで抗原結合活性を有する。本研究では、アルパカVHHを用いてプリオン病の新規治療法開発を目指す。われわれが最近見出したヒトプリオン蛋白に高い親和性を示すVHHクローンの中から、高い抗プリオン活性を示すクローンをスクリーニングするとともに、試験管内進化法を用いた高性能化により治療効果のさらなる向上を図る。