Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
CKD進行を抑制し透析療法を必要とする慢性腎不全患者の発生を防ぐ細胞療法を開発するために、申請者らは既にヒトiPS細胞から糸ネフロン前駆細胞の高効率分化誘導法を開発、その腎被膜下への移植が4種の腎疾患モデルマウスの腎障害を軽減することを見出し、2025年の臨床試験開始に向けて準備を進めている。しかし、その治療効果の機序として、分泌因子による栄養効果が考えられる。本研究では、ネフロン前駆細胞に遊走・集積能を付与する因子を同定し、その因子を強制発現するヒトiPS細胞由来ネフロン前駆細胞を用いて、栄養効果に加え、ホスト腎実質に遊走・集積、腎組織再生に寄与し腎機能回復を図る次世代型細胞療法を開発する。