Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究では、単一細胞レベルでの空間トランスクリプトミクス解析(Nature,606,1036,2022)を用いて、脳梗塞の超急性期(数時間以内)に大脳皮質で発現する遺伝子プロファイルを明らかにする。候補遺伝子に関して、in situ ハイブリダイゼーションを用いて、アストロサイトのマーカーであるGFAP(glial fibrillary acidic protein)を指標にして解析し、アストロサイトで特異的に発現し、神経細胞死を抑制する遺伝子を同定すると共に、アデノ随伴ウイルス(adeno-associated virus:AAV)の発現系を用いて、革新的な脳梗塞の治療法の開発につなげる。