Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
脳高次機能は細胞外空間を介した緻密な細胞間情報伝達によって発現する。しかしながら、技術的制約によって細胞外の化学的環境がどのような時空間的規模で変容し、脳活動に影響を与えているのかはわからなかった。これまでに、私たちのグループは生体適用型CMOSイオンイメージセンサを独自に開発し、神経活動に伴う細胞外微小環境のpHダイナミクスを捉えることに世界で初めて成功した。本研究では、これを病態モデルに適用し、細胞外環境の変化を病態発現の予測因子として捉えた高精度病態予測システムの基礎を創り上げる。