Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
これまでの腫瘍化機序の解析において、メカニカルストレスのひとつ静水圧(いわゆる水圧)と、がん関連遺伝子の発現制御機序の関連を論じた既報は皆無である。骨肉腫は、静水圧の影響が大きい組織に発症する、解析のターゲットとなる責任因子が明確な悪性腫瘍である。そこで本研究では、骨肉腫の起源となりうる骨髄腔内間葉系幹・前駆細胞と、ガス加圧細胞刺激培養装置を用いて、責任因子の発現制御における静水圧の影響をクロマチンダイナミクスより捉え、その動態変化と細胞の腫瘍化の関連を検討する。