Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
感染症の早期検知および流行把握は、社会の安心・安全を維持する公衆衛生上の重要課題である。現行の環境サーベイランス(環境中からの感染リスク因子の検出・定量・解析)は、医療検体で用いられる技術をベースにしているため、環境由来の影響(反応阻害物質等による感度および精度の低下やバックグランドによるノイズ増幅)が課題となっている。本研究は、新規の固定化酵素技術の活用した反応の高感度・高精度化により、これらの課題解決をめざすものである。様々な環境、例えば水環境(河川など)や都市環境(人口構造物表面や空気など)を対象に環境サーベイランスへの展開の可能性を検証する。