Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
未体験の超高齢社会に突入した我が国において加齢に伴う筋萎縮の予防は喫緊の課題である。運動は筋萎縮を防ぐ有効な手段の一つであるが、実際に運動の”何”が筋萎縮を予防しているのかについては未だ不明な点が多い。興味深いことに近年、脂肪組織は、単なるエネルギー貯蔵庫ではなく、運動で鍛えられ、生理活性物質(アディポカイン)を分泌し、多臓器にメッセージを届ける重要な内分泌器官であることが示された。本研究では、新奇の運動誘発性アディポカイン(アディポエクサカイン)を同定し、これが筋量制御を司る筋幹細胞において果たす役割の解明を試みる。