Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
認知症に対する肥満やAPOE2多型といった高脂血症関連因子の保護作用の分子的実態は不明である。本研究では、これまでに集積した独自の知見を基に、肥満マウスやAPOE2ノックインマウスに対して、リピドミクスなどの網羅解析も取り入れ、両因子で共通に観察される脳内の分子的変化の実態を明らかにし、またその保護効果を応用することにより、認知症に対する新規治療予防法を開発することを目的とする。本研究により、それらがなぜ有益な作用をもたらすのか分子レベルでの理解が進むとともに、その作用を応用することによる、全く新しい認知症の治療予防法が実現できるのではと考えられる。