Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
現在までに知られている量子ブール回路の設計では、RTOFの使用は限定された状況に限られている。そこで、本研究では、従来は統一的に扱われていなかった「位相の情報」と「論理値の情報」を同時に設計対象量子回路の設計理論の構築に挑戦し、それにより位相を付加するがコストの小さい量子ゲートを積極的に利用して、従来よりも効率的な量子回路設計手法を開発することを目指す。そのために主に以下の3項目の研究を実施する。【1】位相と論理を同時に表現する効率的な手法の考案【2】位相と論理を同時に考慮する設計理論の構築【3】量子ブール回路の設計手法の開発