Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
我々人間が事物を創造・生成するときは,複数の目的を意識的もしくは無意識的に持ち,それらを極力満たすことを目指していると考えられる.すなわち,創造物は多目的最適化の解と考えられる.本課題ではこの多目的最適化の逆問題を解く.すなわち,生成物の集合をデータとして,それら背後にある複数の目的関数を学習により推定する.この推定問題は「逆」多目的最適化問題とでもいうべき新しい問題でもあり,本課題ではこれを解くための方法論を構築する.その際,個々の目的関数それぞれをニューラルネットワークによりモデル化し,それを学習することで,創造物をパレート最適解とする目的関数を見出す.