Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
皮膚に装着するウエアラブルセンサは、他の生化学測定手法と比較し、サンプリングの手間が省ける。侵襲のない汗を対象とした研究は多いが、汗中の濃度は変動が大きく、正確な生体情報を得ることができない。一方、間質液(ISF)は血液中の成分と類似しているため、健康診断用として利用できる。しかし、ISFを対象とした研究は、針挿入時の痛みの低減、生体内安全性確保といった課題がある。そこで、課題である侵襲性をポリ乳酸製の無痛針で克服し、さらに安全性を、生体適合性材料で解決し、皮膚に装着しISF中の化学成分を連続測定する中空MNセンサの開発を世界に先駆けて実施する。