Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
胆道・膵臓がん患者からオルガノイドを樹立し、がん幹細胞に発現するがん抗原を提示すると同時にT細胞の活性化に重要なIL-2およびCD80を発現するデザイナーエクソソームを作製する。患者由来の末梢血単核細胞(PBMC)や腫瘍浸潤リンパ球(TIL)、HLAを合わせた健常人ドナー由来PBMCを用いて、抗原提示エクソソームとの共培養によりがん幹細胞を標的とした細胞傷害性T細胞(CTL)の活性化を行い、がんオルガノイドに対する抗腫瘍効果を検証する。がん幹細胞に対するがん抗原を標的とした樹状細胞の機能を持つエクソソームによりCTLを活性化することで、がん幹細胞を攻撃する画期的な個別化がん免疫療法を開発する。