Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究では、フランス文学研究で注目を集めるエコポエティック(環境詩学)と、社会科学分野で発展するデコロニアル・スタディーズ(脱植民地研究)の二つの観点から、二〇世紀のアフリカ・カリブ海地域のフランス語圏文学を分析する。グローバル・サウスのフランス語文学が、個々の環境の論理に基づきながらも、西欧主導の植民地的モダニティの支配に対する共通の抵抗形態となった、詩的かつ政治的過程を解明することをめざす。