Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
投資信託など、我が国では個人がプロの投資家(機関投資家)を通じて資産運用をすることが増えている。この機関投資家は、多額の資産を上場会社に投資しており、会社における株主としての存在感が強くなっている。機関投資家は、会社の経営陣を監視するなどして、企業不祥事の防止や会社業績の維持と向上に貢献できると期待されており、実際に、機関投資家が会社に影響を与えることもある。本研究は、機関投資家が、このような役割をより積極的・実効的に果たせるようにするために、アメリカとイギリスの法制度や議論状況を参考に、機関投資家による株主権の行使について研究をするものである。