Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究の目的は、定期開催イベントの持続可能性を説明する理論的枠組を構築することである。組織変革論に基づき、定期開催イベントの持続可能性に影響を与える要因と存続・廃止・復活に至るプロセスを探索し、そのパターンを明らかにする。質的研究アプローチを採用し、異なる3つのシナリオ(廃止・復活・存続)をもつ6つの日本のマラソンイベントを対象とした複数ケーススタディを行う。これにより、学術的・実践的な貢献が期待される。主な学術的な貢献は、消費者行動論に基づく従来の説明に対し、組織論的視点を提供することである。これにより、地域社会にとって重要なイベントの存続に関する意思決定に新たな判断材料を提供する。