Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究では、動学一般均衡世代重複モデルに婚姻状態や保有資産、そして家計内の教育水準や労働生産性に関する異質性を導入し、子供を持つ世帯への公的支援(家族政策)がマクロ経済に与える総合的な影響を分析する。また、子供への教育投資・所得移転が子供の教育水準や労働生産性に及ぼす影響を考慮し、各世代の教育水準や資産の分布が内生的に推移する環境を構築することで、所得格差や世代間の所得階層移動などへの中長期的な効果や財源負担から生じる世代間の利害対立についても分析する。