Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究は、地方における女性の雇用と地域規範の側面から、地方への人の流れを創出するために解決すべき問題を実証的に明らかにすることを目的とする。雇用の問題についてはパネルデータを利用し、個人の地方移住の選択と雇用の変化を関連づけ、男女や地域によってどのような違いがあるのかを分析する。地域規範については、長野県および静岡県出身の20代30代女性が、その地域に根付く規範や価値観をどのように認識しているか、インタビュー調査を行った上で調査する変数を特定し、アンケート調査を実施する。収集したデータから、地域規範に対する認識が若年女性の居住地選択にどのような影響を与えるのかを定量的に分析する。